加茂錦 荷札酒 黄水仙 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋あがり

さくらもと商店(北海道)さくらもと商店(北海道)

かもにしき加茂錦 荷札酒 黄水仙 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋あがり

加茂錦酒造 / 新潟2019.09.17

2019年9月現在販売分は、”秋あがり”です。秋あがりの熟成味を槽場汲みのフレッシュさに織り込むよう挑戦しました。

加茂錦酒造で製造の中心となる若き蔵元田中悠一氏の技術力の高さを感じさせる1本。通常ラインナップにおいてもアルコール度数を15%でリリースする中、製造が難しいと言われる低アルコール13%に挑戦した意欲ある商品がこの「黄水仙(きすいせん)」です。

日本酒製造における特徴の一つである並行複発酵は、アルコール度数を高める事は世界的に見ても稀で高い技術を要します。しかしながら近年において、様々な理由でアルコール度数を低くしてリリースする蔵が増えてきました。

食中酒の意味合いが高くなり、量やインパクト、健康面を配慮した低アルコール化が日本酒業界にも浸透してきたからです。一方で単にアルコール度数を薄めて出荷したのでは、味わいに伸びがなく、粘性が低く水っぽい味わいになりがちです。その為原酒でのリリースが主流となっています。その反面、収得量が低く、技術力が必要なかつ、コスト高になってしまうのが実情です。

その中で、このような積極的なリリースと絶妙なる味わいを造り出す荷札酒 黄水仙は、もう一度飲みたいと言うリピートが高いお酒です。軽快でありながら日本酒としての味わいを残し、トロピカルな印象。パイナップルのような魅惑的な香り、マスカットのような踊るような香りが特徴的です。ぜひこの機会にご賞味下さい。

特定名称
純米大吟醸
麹米
山田錦
麹米・精米歩合
50%
掛米
雄町
掛米・精米歩合
50%
アルコール度
13.5

甘辛度と濃淡度

甘辛度と濃淡度は、佐藤信ら(醸協,第69巻,774-777[1974年])による日本酒度と総酸から計算できる味の指標です(国税庁HPより)。

甘辛度=193593/(1443+日本酒度)-1.16×酸度-132.57甘辛度の数値が低いほど辛口であることを示しています。
甘口  :0.2≦甘辛度
やや甘口:0.0≦甘辛度<0.2
やや辛口:-0.2≦甘辛度<0.0
辛口  :甘辛度<-0.2
濃淡度=94545/(1443+日本酒度)+1.88×総酸- 68.54濃淡度の数値が低いほど淡麗であることを示しています。
淡麗  :濃淡度<-1.0
やや淡麗:-1.0≦濃淡度<-0.8
やや濃醇:-0.8≦濃淡度<-0.6
濃醇  :-0.6≦濃淡度