こだま開店以来、一昨年までは東京での販売を一手に担わせていただいてきた福岡の山の壽。昨年大幅な人員の刷新があり、今期より「蔵人たちで醸す」蔵へと生まれ変わりました。小さな蔵ですので人が変われば酒も変わります。年末に蔵を訪ねて来ましたが、まだまだ未熟な点もありながらもフレッシュな気持ちで酒造りに勤しんでいます。
そんな山の壽より今回は前杜氏が平成22年に山の壽としては初めて仕込んだ雄町の純米吟醸を、蔵の氷温冷蔵庫でずっと寝かせていたお酒を約6年の熟成を経て発売します。華やかで豊かな香り、イチゴやベリー系の香りを含んだジューシーな旨味が印象的です。火入れ酒であり、かつ氷温で大切に寝かせていたので熟成感はあまり感じられず、人によってはフレッシュささえ感じるかも知れません。
テイスティングしてたら赤身肉が食べたくなってきた(笑)全国で二店舗限定の発売となります、たぶん。