東鶴 純米吟醸 雄町 28BY

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あずまつる東鶴 純米吟醸 雄町 28BY

東鶴酒造 / 佐賀2017.06.29

佐賀県多久市は福岡から西へ唐津や伊万里へ向かう途中の内陸に位置します。平成20年度よりたった一人で造りを再開した野中保斉くんは当時28歳、僅か25石という極少の造りからのスタートでしたが、現在は社長兼杜氏という立場になり、現在は150石を超える造り(それでも少ないけど…笑)となって、かつ酒質の進化が著しいここ数年、派手さではなく「食事を支える酒」に徹している面にも共感しています。

今回発売はそんな東鶴としては初と言っても過言ではない、香り系の酵母で醸したフルーティなニュアンスを大切にしたお酒です。とはいえプンプンではないのでご安心を(笑)梨や桃を思わせるフルーティな香りに雄町らしい太めの米の旨みがバランスした、ジューシーでふくよかな仕上がりです。その東鶴らしい柔らかな旨味は冷酒でもいいですが、個人的には常温やお燗もなかなか旨いですよ。東鶴の新しい顔、お楽しみに♪

特定名称
純米吟醸
麹米
雄町
麹米・精米歩合
55%
掛米
雄町
掛米・精米歩合
55%
アルコール度
15
日本酒度
2.0
酸度
1.5
甘辛度(-0.3
辛口
濃淡度(-0.3
淡麗

甘辛度と濃淡度

甘辛度と濃淡度は、佐藤信ら(醸協,第69巻,774-777[1974年])による日本酒度と総酸から計算できる味の指標です(国税庁HPより)。

甘辛度=193593/(1443+日本酒度)-1.16×酸度-132.57甘辛度の数値が低いほど辛口であることを示しています。
甘口  :0.2≦甘辛度
やや甘口:0.0≦甘辛度<0.2
やや辛口:-0.2≦甘辛度<0.0
辛口  :甘辛度<-0.2
濃淡度=94545/(1443+日本酒度)+1.88×総酸- 68.54濃淡度の数値が低いほど淡麗であることを示しています。
淡麗  :濃淡度<-1.0
やや淡麗:-1.0≦濃淡度<-0.8
やや濃醇:-0.8≦濃淡度<-0.6
濃醇  :-0.6≦濃淡度