長野県北部の中野市で約100石という超少量、勢(いきおい)正宗を醸す丸世酒造店。こだまがアマチュア時代に造りを教わりに通っていたため今も親戚のように接してくださる温かい雰囲気の蔵は、23BYより蔵に戻って修行してきた息子の関晋司くんが今期より名実共に製造責任者となり、それを関康久社長が見守りながら、家族と少人数のお手伝いで手造りの酒を醸しています。
柔らかくて甘い香り、口の中に広がるジューシーな米の旨み。勢正宗のトレードマークでもある「carp=鯉」をデザインし直して「夏の鯉」として昨年より発売し大好評だったこのサマーカープ。さっぱり爽やかな世間の夏酒に抗うように(笑)蔵の個性である「もち米四段仕込み」を前面に押し出し、濃醇な旨みを持つ「丸世らしい夏酒」に仕上げています。お好みでロックも美味しいと思います。キンキンに冷やして「らしさ」を堪能いただけたら幸いです。