杉錦 エドノアキザケ 生酛純米 R1BY

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すぎにしき杉錦 エドノアキザケ 生酛純米 R1BY

杉井酒造 / 静岡2020.10.09

明治時代に来日したエドワード・キンチという人の分析によると明治初期の日本酒の酸度は4~5くらいあるのが普通でした。そこで今回江戸時代のように、酸度の高い酒を再現する手段として、麹の半分ほどをクエン酸を造る白麹にしてモロミの酸度を高くする事を試したとの事です。

厚みのある味わい。甘味も感じ、酸もしっかりあるので飲みごたえのある味わいです。

室温で夏を越して熟成させましたが、瓶貯蔵なので熟度は若めとの事。油の乗ったサンマの塩焼きやブリの照り焼きなどと合うと思います。

特定名称
純米酒
麹米・精米歩合
90%
掛米
誉富士
掛米・精米歩合
70%
アルコール度
14.4
日本酒度
4.5
酸度
3.0
アミノ酸度
2.1
酵母
酵母無添加
甘辛度(-2.3
辛口
濃淡度(2.4
濃醇

甘辛度と濃淡度

甘辛度と濃淡度は、佐藤信ら(醸協,第69巻,774-777[1974年])による日本酒度と総酸から計算できる味の指標です(国税庁HPより)。

甘辛度=193593/(1443+日本酒度)-1.16×酸度-132.57甘辛度の数値が低いほど辛口であることを示しています。
甘口  :0.2≦甘辛度
やや甘口:0.0≦甘辛度<0.2
やや辛口:-0.2≦甘辛度<0.0
辛口  :甘辛度<-0.2
濃淡度=94545/(1443+日本酒度)+1.88×総酸- 68.54濃淡度の数値が低いほど淡麗であることを示しています。
淡麗  :濃淡度<-1.0
やや淡麗:-1.0≦濃淡度<-0.8
やや濃醇:-0.8≦濃淡度<-0.6
濃醇  :-0.6≦濃淡度