生もと純米改良雄町70%は全部で4本(タンク)造っており、このお酒はその4本をブレンドしています。ベースは生原酒と同じで綺麗で旨味と吟味のある優しい酒で非常にまとまりがあり、そこに普通酒造りの生もと4号を加える事で雑な旨味や、酵母の湧付き時に出る高めの酸味、高アルコール醪の末期に出る木香が隠し味の様に少し加わり、立体感や奥行きが出てきて、優しさと強さ、そして余韻の長さと爽やかさを備えた総合力の高いお酒になりました。
米麹の甘い香りよあバナナっぽい香りがあり、口に入れると綺麗に入ってじんわり旨味と酸味がともなって、強い辛さや渋さ、乾いたニュアンスで味が切れ、芳醇な含み香が長い余韻を持って留まります。
燗にするとふくらみや旨さが増して強さと渋みが抑えられ余韻も増して美味しくなります。常温から燗でお楽しみ下さい。