喜多方の中堅蔵、大和川酒造店で26BYより工場長(杜氏)となった若き蔵元、佐藤哲野(てつや)くん。弥右衛門を主要銘柄とした安定した酒質をベースに、哲野くん自身のチャレンジも毎年進化しています。
大和川の歴史を継承しながら自身を表現し、未来を模索し始めている意欲作に益々期待が膨らむこの数年です。
今回発売は昨年から始まった弥右衛門の夏酒となります。穏やかなマスカット系の香りに誘われて一口・・・おお、スッキリはしてるけど存在感を主張する酸と旨みが柔らかなインパクトで広がります。まだフレッシュな硬さや苦みもあるので本当の意味での飲み頃としては先かも知れませんが、このドライな美味しさは夏の暑さの中で爽やかに飲むにはピッタリかな。そんな日本の、そんな喜多方のサマータイム・ブルース。青空と入道雲と田んぼという素敵なラベルに夏の風を感じながら、冷やして夏野菜とお楽しみください。