幾何学的なラベルデザインは、『折り鶴』をイメージしたもの。 折り紙を折っていくと、最後に『鶴』になります。 仙禽とは鶴を意味しますから、このナチュールに託す仙禽の思いを感じて頂ければと思います。
酵母に頼った酒造りが蔓延する作今、似たような酒質、模範的な酒質が良いものとされることに疑問を抱いてきました。 『日本酒の未来は生もとが担っている』というスローガンのもと、当蔵ではこのナチュールこそが唯一無二の蔵の個性を反映させるものだと確信しています。
設計は完全に往年の古式生もと。当時の醸造を再現するべく、精米歩合は90%以上。 (当時は精米機が存在せず、米を磨く技術がなかった) 原料米は亀ノ尾を使用。 (当時は、酒造好適米は存在せず、古代米を用いていた)
つまり、米粒が大きく、酒造好適米でないためとにかく溶けない。 だから『酛摺り(山卸)」』という技法が誕生した。その原点に返りました。 酒母日数は50日以上。 途方もない酒母との戦いと酛摺り(山卸)の重労働。 その結晶がナチュールです。
低精米とは思えない圧倒的なクリア感。 奥ゆかしくカラダに染み渡る自然な味わい。 まるで体液のように体に浸透していきます。 『水』と『米』と『米麹』のみで作られた液体。 人間のカラダにやさしくフィットします。
仙禽の新しい境地『超自然派・生酛』。 un(アン)1から始まり、cinq(サンク)5で完結するそれぞれの個性をお楽しみください。 やはり日本酒の未来は生酛が担っています!
-仙禽 薄井一樹氏コメント-