清涼感ある飲み口と優しい旨味、心地いい余韻はまるで夜空に煌びやかな大輪の花を咲かせて、名残惜しくも消えていく花火のように楽しめる1本です。
ラベルにあしらわれているのは、さみ切り絵作家、塩崎剛氏の作品「天正の涙」。天正13年(1585年)に四国征伐によって亡くなった人々の霊を慰めるために、翌年より送り火として花火を打ち上げたことに始まり、400年以上の伝統を誇る「西条市民納涼花火大会」。それらの背景を塩崎氏が作り上げた作品です。
見方によってはこの花火が目から零れ落ちる「涙」にみえます。悲しい涙、嬉しい涙、喜びの涙様々な思いの中見上げる花火。そんな切り絵作品を愛でながら楽しんで頂きたい1本です。