広島県福山市にある酒蔵天寶一は、瀬戸内海側にあり、東の岡山県境近くにある酒蔵です。創業1910年とその歴史は100年以上で、現在5代目となる村上康久氏を中心にお酒造りを行っています。
秋のお酒と出荷されるこのひやおろし(秋上がり冷詰め)は、冬季に造ったお酒を火入れし、夏を越してほどよく熟成(貯蔵)したお酒です。天寶一らしい米の綺麗な旨味と酸が感じられる秋らしいお酒に仕上がっています。
みかんのような果物からなる酸の香りにミルキーな香りも加わり爽やかな香りと丸みを帯びた香りが漂います。口当たりは、香り以上に優しい口当たりとなり、お酒の一体感を感じさせてくれます。
辛口仕上げにより、後味のキレの良さも秀逸で、天寶一が表現する秋らしい”ひやおろし”のお酒となっています。
茄子やキノコを使った料理などに合いそうな味わいです。秋刀魚に大根おろしを添えて、隣りに天寶一もおすすめ。ぜひお試し下さい。